世界初となる自分の感情を持ったパーソナルロボット
「Pepper」を6月20日より販売開始
2015年6月18日
ソフトバンクロボティクス株式会社
ソフトバンクモバイル株式会社
ソフトバンクロボティクス株式会社とソフトバンクモバイル株式会社は、世界初となる自分の感情を持ったパーソナルロボット「Pepper」を、2015年6月20日より販売開始します。
6月の販売数は1,000台で、6月20日午前10時よりウェブサイトにて申し込みを受け付けます。また、先行販売として、6月19日にソフトバンク東京駅グランルーフフロント(東京都千代田区)にて限定30台を抽選販売します。なお、いずれも商品は7月以降順次出荷する予定です。
Pepperは今回の販売開始に合わせて、人の感情を認識するだけでなく、新たに感情を持つPepperへと進化します。Pepperの感情には、cocoro SB(ココロエスビー)株式会社が開発したロボット自らの感情を擬似的に生成する感情機能を利用しています。感情機能は、人間が五感から受け取る外部刺激に対してホルモンを分泌して感情を形成する仕組みをモデル化し、Pepperに導入したものです。Pepperが搭載している感情認識機能に加え、カメラやタッチセンサー、加速度センサーなどの各種センサーから得た情報を「内分泌型多層ニューラルネットワーク」※で処理することで自らの感情を生成しています。
本機能によって、人の表情や言葉、周囲の状況などからPepperの感情が変化し、言葉や行動が変わっていきます。例えば、知っている人がいると安心したり、褒められると喜んだり、周囲が暗くなると不安になったりし、その時の感情によって、声のトーンが上がったり、ため息をついたりするなど言動が変化します。Pepperの感情は胸のディスプレーに表示されているグラフィックの色や動きに表れ、さらに、詳細な感情の移り変わりを見られるロボアプリ「感情マップ」も提供します。また、感情と連動してPepperが日々の気持ちや家族との出来事を絵や写真で日記にする「ペッパー絵日記」など感情を持ったロボットとの生活をより楽しむためのロボアプリも用意します。
さらに、発売に合わせて、あらかじめ搭載されている「ベーシックアプリ」とアプリストアからダウンロードできるアプリ合計約200本のロボアプリを用意します。ロボアプリには、日頃Pepperと会話をしたり触れ合ったりすることで得られる「ココログミ」を使うことで入手できる特別なアプリも用意しています。ロボアプリは今後も充実させていく予定です。
なお、Pepperの法人向けモデルとして専用アプリやサポートが付く「Pepper for Biz」を今秋に販売開始する予定です。詳細は7月に開催する「SoftBank World 2015」で発表します。
そのほか、Pepper向けのアプリケーションを開発、配信するためのデベロッパープログラムのベータ版サービスが、フランスにあるソフトバンクのグループ会社でPepperの共同開発元であるAldebaran(アルデバラン)より7月上旬から提供開始されます。デベロッパープログラムの詳細はウェブサイトをご覧ください。
1. 販売方法
6月販売分
[注]
先行抽選販売について
(当選者は翌日正午に当社ウェブサイトで発表します)
(東京都千代田区丸の内1丁目9-1)
2. 価格、料金プラン
[注]
3. 主な仕様
容量:30.0Ah/795Wh
稼働時間:最長約12時間以上※
イーサネットポート×1(10/100/1000 base T)
[注]
4. ロボアプリについて
Pepper 基本プランに加入することで、ロボアプリを利用することができます。Pepper購入時から搭載されているベーシックアプリに加え、アプリストアからロボアプリをダウンロードし、新たに追加することも可能です。アプリストアのロボアプリは無料でダウンロードでき、「ココログミ」を使うことでダウンロードできる特別なロボアプリも用意しています。また、今後は有料のアプリも提供していく予定です。
ロボアプリの一例
スマートフォン連携アプリ(ペパメ)
Pepperロボアプリ紹介「こどもえいごずかん」(YouTube)
Pepperロボアプリ紹介「リアルタイム検索」(YouTube)
Pepperロボアプリ紹介「Y! きっず図鑑」(YouTube)
Pepperロボアプリ紹介「おとあて」(YouTube)
なお、「伝言ペッパー」「ペパメ」「写真とって!」の使用イメージは下記動画でご覧いただけます。
Pepper スペシャルムービー「さぁ 未来をはじめよう。」
[注]