ベネッセ「こどもちゃれんじ」xソフトバンクロボティクス
生成AI搭載 幼児向け会話型 新サービス
AI「しまじろう」を共同開発〜年少向け講座<こどもちゃれんじ ほっぷ>4月号受講者から抽選で1万名様にモニター提供〜

2024年2月27日
株式会社ベネッセホールディングス 代表取締役社長 CEO 小林 仁
ソフトバンクロボティクス株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 冨澤 文秀

株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:小林 仁、以下「ベネッセ」)とソフトバンクロボティクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:冨澤 文秀、以下「ソフトバンクロボティクス」)は、生成AIを搭載した幼児向け会話型新サービスAI「しまじろう」を共同開発しました。

これからの“変化の激しい未来”を生きる子どもたちにとって、「コミュニケーション力」「主体性・発信力」「課題解決力」といった資質がこれまで以上に必要になると考えられています。ベネッセは、そうした資質の基盤となる「言葉の豊かさ」を育むために、「こどもちゃれんじ」で培った35年にわたる幼児教育の知見を活かし、生成AIを活用したサービスの開発を検討していました。この考えに「生成AIの活用知見」とロボット開発において豊かな実績があるソフトバンクロボティクスが賛同し、両社で共同開発を行うことを決定しました。今回は研究開発という位置づけで、「こどもちゃれんじ」年少向け講座「ほっぷ」受講者限定でモニターを募集(1万人)し無料で体験をいただきます。お客さまの多くのご意見を参考にしながら、今後の本格導入に向け、ブラッシュアップを続けていきたいと考えています。今後の本格導入に向けての詳細は両社で検討中です。

AI「しまじろう」商品概要

AI「しまじろう」

AI「しまじろう」は、専用のスマートフォンアプリと、スマートフォンをホールドできる専用の「しまじろうぬいぐるみ」を組み合わせて使用します。しまじろうの声を再現したAI「しまじろう」とお子さまが自由に会話できる「おしゃべり」機能や、お子さま一人でも飽きずに取り組める「あそび」機能などを搭載しています。さらに、会話中のお子さまの感情や興味の動きについて、保護者の方に専用サイトでレポートします。

①しまじろうと自由に会話できる「おしゃべり」機能

しまじろうと自由に会話できる「おしゃべり」機能

「こどもちゃれんじ」で培った35年のノウハウを活かし、生成AIを独自にカスタマイズ。年少さんに合った会話テーマをしまじろうから投げかけるため、自然とお子さまの語彙を増やしていけます。

②お子さま一人で取り組める「あそび」機能

お子さま一人で取り組める「あそび」機能

しまじろうと一緒にできるごっこ遊び・連想ゲームなどの「あそび」(20種以上)や一緒に歌える「うた」や「おはなし」 (40種以上)の読み聞かせまで、お子さまが一人でも継続的に遊べて、しまじろうと楽しめるコンテンツが充実。

③全機能「英語」に対応

全機能「英語」に対応

「おしゃべり」「あそび」「うた」「おはなし」は、日本語だけでなく英語にも対応。しまじろうと会話しながらたっぷり英語を聞くことができるので、年少さんのうちに伸ばしておきたい英語力の基礎が身につきます。

④しまじろうとの会話内容を保護者の方へレポート

しまじろうとの会話内容を保護者の方へレポート

しまじろうとの「おしゃべり」や「あそび」の中で見えた「興味」や「感情」をAIが分析し、専用サイトでレポートを表示します。お子さまの成長が見えることに加え、気づかなかった興味や好きを発見し、伸ばしてあげることをサポートできます。
詳しくは以下のURLをご確認ください。
https://shimajiro.benesse.ne.jp/cp/35th/

提供方法について
提供方法:年少向け講座<こどもちゃれんじ ほっぷ>4月号受講者から抽選で1万名様に無料で提供
申込ページ:https://shimajiro.benesse.ne.jp/cp/35th/
モニター利用期間:当選者に5月中旬にお届け、7/31まで利用可能
※モニター期間は、アンケートなど本商品のフィードバックにもご協力いただき、商品向上に役立てます

研究開発・モニター提供背景
直近の幼児と保護者を取り巻く環境変化として、共働き世帯は増加し、「忙しく子と十分に関わり切れない」という課題を抱えている保護者が増えています。なかでもワーキングマザーは、5年前と比較して18%も増加傾向が続いています(図1)。
一方で、“変化の激しい未来”を生きる子どもたちにとって、「コミュニケーション力」「主体性・発信力」「課題解決力」といった資質がこれまで以上に必要になると考えられています。ベネッセが2023年に実施した保護者調査によると、子どもに身につけさせたい力として、「生活習慣」に次いで「言葉による伝え合い」が高く、また「基礎学力」や「英語力」を身につけさせたいと考えており、忙しい中でも、生活習慣などだけではなく「コミュニケーション能力を高めたい」「英語の力をつけたい」といったニーズが高いことも分かっています(図2)。
加えて、昨今のAI技術の進化、特にChatGPTに代表される「生成AI」の進化は飛躍的なものになっており、多くの企業・サービスでの実装が検討されています。ベネッセにおいても「自由研究」や「教科質問」において、生成AIを活用したサービスを提供してきました。
そうした顧客の変化や技術の進化を受け、ベネッセの「こどもちゃれんじ」が持つ幼児教育の知見やノウハウをと、ロボット開発において豊かな実績があるソフトバンクロボティクスの「生成AIの活用知見」を活かし、両社による共同開発とサービスのモニター提供を決定しました。今回は研究開発という位置づけで、モニターを募集し無料で体験をいただき、お客さまの多くのご意見を参考にしながら、今後の本格導入に向け、ブラッシュアップを続けていきたいと考えています。今後の本格導入に向けての詳細は両社で検討中です。
なお、ベネッセは「Generative AI Japan」の理事、ソフトバンクロボティクスは会員企業で、その縁もあり今回の共同開発を行う運びになりました。「Generative AI Japan」においても、このような企業間コラボなどの事例を今後増やしてまいります。

研究開発・モニター提供背景
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