現場の人手不足ヘルプ要請が大幅減少!
ラーメンさんぱちを支える新型配膳ロボットKeenbot T8

  • 株式会社さんぱち 様(北海道)

株式会社さんぱち 様(北海道)

■人手不足の解消にKeenbot T8が活躍
0.5人分以上の安定した労働力確保で、現場の人手不足ヘルプ要請が大幅減少。人手が余らない最少人数での店舗運営を実現
■従業員の身体的負荷の軽減
配膳や下膳にKeenbot T8を活用。スタッフの移動距離が短くなった
■導入サポートもご評価
トライアル段階から正式導入まで丁寧に伴走

  • 【お話を伺った方】
    株式会社さんぱち 代表取締役社長 中秀世様
    株式会社さんぱち ラーメンさんぱち東北通店 店長 関口眞澄様

  • お話を伺った方

     

  • 施設・会社概要

     

  • 【施設・会社概要】
    株式会社さんぱちは札幌市豊平区に本社を構え、ラーメンさんぱちをチェーン展開する企業です。北海道を中心に40を超える店舗(FC店舗含む)を持ち、多くが駐車場を併設した郊外型店です。なかでもラーメンさんぱち東北通店は、札幌市豊平区月寒の幹線道路沿いにあり、ボックス席や小上がりもある客席数56席のお店です。ファミリー層からサラリーマンまで幅広いお客様が来店されています。

課題

  • ①コロナが収束してきても、人手不足で営業時間短縮や店休日を作らざるを得なかった。
  • ②配膳作業は従業員の負荷に。また、配膳に時間を取られお客様をお待たせすることも。

効果

  • ①Keenbot T8の導入で少人数でのオペレーションを実現。
  • ②配膳をKeenbot T8に任せることで、負荷の軽減と作業効率が向上。

すばやい経営判断で事業を拡大してきたラーメンさんぱち

ラーメンさんぱちの概要を教えてください。

  • 中様

    当社は私が1987年に札幌市内で始めたラーメン店がルーツです。以来、より多くの方にラーメンを食べてもらえるよう事業を拡大させてきました。

    コンビニの台頭や中食の普及など時代の趨勢で紆余曲折もありましたが、気軽にラーメンを食べてもらう想いは変えることなく、「すばやく作れて、なおかつ安い」を目標にお客様に提供してきました。その結果、約80%のお客様にリピーターとして当店を選んでいただいています。

  • 株式会社さんぱち 代表取締役社 中秀世様

    株式会社さんぱち 代表取締役社 中秀世様

店舗運営の方針を教えてください。

中様

創業以来、さまざまなことに挑戦をしてきましたが、市場環境や経営の状況を見極めた店舗展開を行っています。 また、時代に合わせながら接客の方針も変えてきました。今はコロナの影響を鑑み、さっぱりとした接客、非接触を意識した接客をしています。

お客様に評価されるものは続けていくし、評価をされていないものは見直すという経営的判断もすばやく行っており、今回のロボット導入もその一環です。

アフターコロナで生じた、飲食業界だからこその課題

Keenbot T8を導入する前の課題は何でしたか。

中様

一番は人手不足の問題でした。新型コロナウイルスの蔓延で飲食店は通常通り営業ができない時期が長く続き、やむにやまれず店を閉めたり、営業時間を短縮せざるを得ませんでした。結果としてパートやアルバイトなど時給で働いている従業員たちは収入が減り、退職する人も出てしまいました。

コロナがある程度収束し客数も回復してきましたが、以前の営業体制に戻そうとしても簡単には働き手が集まらず、結果的に人手不足に陥っていました。 店休日を作らないとシフトが組めないとか、スタッフが足りない店舗から毎週、膨大なヘルプ要員補充の要請が本部へくるなど、簡単には解消できない問題だと感じていました。

関口様

私は札幌市豊平区月寒の、住宅地の幹線道路沿いにあるラーメンさんぱち東北通店で店長を務めています。

  • 東北通店は店舗面積が120平米ほどで、小上がりやテーブル席など合計で56席ある広めなお店ですが、スタッフは女性ばかりで、平均年齢も高くなっています。そのため配膳や下膳のために店内を往復するのは体力的にきつくなっていました。また時間によってはスタッフ一人で営業することもあり、その場合は厨房もホールも担当しなければならないので、お客様が集中して来店されたときはお客様をお待たせしてしまうこともありました

  • Keenbot T8

トライアルを即決 課題解決に配膳ロボットが活躍すると確信

配膳ロボットをトライアルするきっかけは何でしたか。

中様

最初に配膳ロボットを目にしたのは、自分自身がお客として他の飲食店に行った時でした。配膳ロボットが料理を運んでくるのを見て、「これはいいな」と思い、配膳ロボットを導入することはその場で決意しました。 ただ、そこで見たロボットでは運搬能力が少し弱いと感じたため、他にいいものがあればと札幌で開かれた展示会を見て回りました。そこでブースを見つけ、営業担当の方から説明を受けてトライアルを経たのち、契約したという流れになります。

トライアルの流れを教えてください。

中様

いろいろやり取りする中で、営業担当の方はしっかりと進めてくれる人だと確信を持ちました。だから、その方と当社の店舗とで直接タッグを組んでトライアルを行ってもらうのがベストだと感じ、お任せした形になります。 営業担当の方に直営の23店舗を見てもらい、懸念点なども精査しながらトライアルをする店舗を決めてもらいました

関口様

店長として、配膳ロボットのトライアルの話を受けたときは、正直あまり前向きではありませんでした。スタッフは機械操作に不慣れだし、汁物をこぼしてしまうのではないかと心配したからです。それでも社長から「実際に使ってみてほしい」と言われ、スタッフ皆で受け入れ、操作方法を覚えてトライアルをしました。

  • すると慣れてくるにつれ、ロボットに配膳を任せた方が楽だと気づきました。トライアルを始めて3日ほどたった頃には、配膳ロボットの便利さをスタッフみんなで実感しましたね

  • Keenbot T8

中様

当初は複数の店舗で2機種の配膳ロボットを試したのですが、営業担当の方から「新機種がリリースされるので、そちらも追加でトライアルしませんか」と提案されました。その機種の方が、機体サイズや運搬できる量が当社に合うのではないかと、当社の環境を踏まえて提案してくれました。
そこで、まだ発売前のKeenbot T8を2022年12月にトライアルさせてもらい、そのまま2022年12月末にKeenbot T8を正式に導入することにしました。絶対に配膳ロボットを導入するつもりでいましたし、しかも一番最新機種でかつ、価格的にServiやKeetbot T5よりも安く、そしてもちろん当社の環境にも一番適したものを提案してもらったので、もう迷う余地はなかったですね

Keenbot T8で安定した労働力確保。最少人数の店舗運営を支える

Keenbot T8導入の効果をどのように感じていますか。

中様

当社では元々少人数で店舗運営ができるようシステムを作っています。二人では足りないが三人では人手が余ってしまう。そういうときにKeenbot T8が0.5人分以上の仕事をしてくれているので、店舗から人員を補充してほしいという要請は大分減っています

  • 現時点で21店舗に24台のKeenbot T8の導入を進めていますが、導入されることにより現場のオペレーションが改善されていくと分かっているので、人手不足をケアするための経営サイドの負担は軽くなりました。

  • Keenbot T8

関口様

いままで配膳、下膳の度にスタッフが往復していたのがKeenbot T8に運搬してもらえることで、歩く距離が短くなり身体的な負荷が軽減できたと感じています

  • Keenbot
  • またラーメンの盛り付けが終わったらKeenbot T8に載せて送り出せば、スタッフはすぐ次のお客様のラーメンの調理に取り掛かれるので、ラーメンを提供するまでの時間を短縮でき、お客様をお待たせすることも減りました。 東北通店のスタッフの中でも「今Keenbot T8(東北通店での愛称:ロボちゃん)がいなくなったら大変だよね」という声があがっています。

お客様の反応はいかがでしたか。

関口様

ロボットが配膳することを喜んでくれる方が多いですね。ロボットに手を振ってくれる方、自分のところに運ばれてくる様子をスマホで撮影する方などさまざまです。

  • Keenbot T8は液晶画面の顔がついていて、ウインクしたりハートマークが出たり、感情をもったような動きをするので、お客様も楽しんでいます。 店内が和やかになりました。

中様

日本人はロボットが好きですからお客様から評価されると当初から分かっていました。実際に導入したお店では、ロボットは間違いなくお客様にも従業員にも愛されています。現在はほとんどベストな状態でKeenbot T8を活用できていると思っています。

ロボット活用オペレーションを構築

導入までのサポートはいかがでしたか。

中様

店舗に対し営業担当の方が、Keenbot T8を活用した配膳をお客様に周知するPOPを作ってくれたという報告を受けています。なかなかここまで尽力していただけることはないと思うので、とても感謝しています。

関口様

ラーメンさんぱちでは麺の硬さやラードの量など、お客様の注文に合わせて作ります。そこで、 商品の取り間違い対策を相談し、取り間違いを防止する案内札の付いたクリップを作ってもらいました

  • またロボットが喋る音声の内容変更や、小上がり席に靴置き場を示すPOPも作成してくれるなど、本当にきめ細かいサービスを提供してくれたと感じています。

  • Keenbot T8

100年企業を目指して

今後の展望をお聞かせください。

中様

現在はKeenbot T8を使いこなせている店舗と、まだこれからという店が混在しています。ある程度時間が経ったら、稼働率が低い店舗に対して、活用できている店舗の使用方法などをレクチャーするなどのフォローをしていきたいと思っています。

株式会社さんぱちは、私の代で創業し35年経ちました。その歴史を継続し、100年企業にするのが私の夢です。次は私の子どもたちに、その次は孫たちにバトンをつないでいって、これからもお客様に支持されるラーメン店として頑張りたいと思います。

本日はお話、ありがとうございました。

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