“Scrubber 50”導入で削減できた時間を
施設の美観維持に充当!

  • カインズ福岡新宮店 様

カインズ福岡新宮店

福岡を中心に店舗・ビルの清掃を行う株式会社夢屋。恒常的な人手不足の解消、清掃員の負荷軽減など施設清掃の課題解決のために、さまざまな施策を講じています。 九州エリアに初出店したカインズ福岡神宮店の清掃のために床洗浄ロボット“Scrubber 50”を導入したのもその施策の一つ。 施設清掃の第一人者としてロボットを導入することで、新しい清掃モデルを構築、後に続く企業のロールモデルを目指します。

【店舗概要】
株式会社夢屋様
導入施設:カインズ福岡新宮店 様
延床面積:12,803㎡
清掃員数/日:6〜7名

【お話を伺った方】
株式会社 夢屋 代表取締役 毛利敏徳様
取締役営業部部長 船戸浩司様

施設清掃の課題は恒常的な人手不足

“Scrubber 50”導入前に施設清掃にどのような課題があったのか教えていただけますか?

開店前の清掃と開店後にトイレットペーパーを補充するなどの巡回清掃を合わせて1日6-7名の清掃員が必要なのですが、人手が足りていないことが一番の課題でした。

特にお客様が来店されるオープン前の早朝の時間帯は、多くの方が眠っている時間だったり、登園、登校前でお子さんが家にいたり、なかなか人が集まりません。そのためどうしても年配の方が多くなるのですが、重たい自動洗浄機を押しながら歩くのはかなり体に負担がかかります。3時間の作業でも通路を行ったり来たりすると3キロくらい歩くことになりますから、「体力に自信がある」と言っていた人も辞めてしまうことがあります。

“Scrubber 50”導入の決め手はどんなことだったのでしょうか。

専門的な話でいえば、“Scrubber 50”はタンクの中に入れた清水をフィルターで循環させています。他の機械は約100リッターのタンクを積んでいることが多いのですが、“Scrubber 50”は24リッターを4回循環させて使用しています。だからとてもコンパクトなんですよね。
ですから通路の狭いこの施設でも、“Scrubber 50”なら清掃できると考えました。

  • とはいえ、実際に使ってみなければ、メリットやデメリット、導入可否についてお客さんに聞かれても答えられません。それならまず導入して使ってみることが重要だと導入を決めました。

  • Scrubber50は非常にコンパクトで小回りが利く

ロボット導入で削減できた1時間30分で他の場所の美観維持に

実際に“Scrubber 50”をどのように使っていますか?

これまで重い自動洗浄機を押しながら掃除していて清掃員に負荷がかかっていた広い通路や汚れやすいレジ周りなどはロボット、そこまで汚れない場所は人が清掃しています。

“Scrubber 50”の清掃ルートは、店内をいくつかのエリアに分けて設定しています。日によって陳列の場所や数が異なるため、曜日ごとに最適なエリアを選ぶことでより効果的な清掃を行っています。

“Scrubber 50”の導入で変化したことはありますか?

これまでも3時間勤務のパートの方がに自動洗浄機を使っていた時間は1時間30分程度です。つまり “Scrubber 50”を導入したからといってすぐに一人分が削減できるわけではなく、1時間30分の業務時間は残ります。だから一人分を減らしてコスト削減するというよりは、ロボット導入で削減できた時間で他の場所の美観維持に力を入れるのに時間を割いているというのが現状です。

  • ロボット導入で削減できた時間で他の場所の美観維持に力を入れるなどに時間を割いている
  • カインズの従業員の方も最初のうちは、「えっ!?」みたいな感じでしたが、最近は、ロボットが通路を走っていると、進路を空けてくれて、理解してくれているなと感じています。

店内を5分割。曜日ごとにルートを設定店内を5分割して実際に清掃員が歩いていたルートを覚えさせ、月、火、水、木、金と曜日ごとに設定

“Scrubber 50”の設定はいかがでしたか?

最初の設定は当社で対応しました。店内を5分割して実際に清掃員が歩いていたルートを覚えさせ、月、火、水、木、金と曜日ごとに設定しています。毎日の清掃時は、清掃員がスタート位置まで運んでスタートボタンを押しています。

お客様の出入りが多く汚れやすい入口付近は毎日“Scrubber 50”を動かしますが、それ以外は曜日によって動かす場所を変えています。また店舗なので日によって通路に什器があったりなかったりします。 もちろん“Scrubber 50”には3Dカメラやセンサーが搭載されているので、1回障害物をかわせばその場所を覚えることはできます。

  • しかし店舗の状況が大幅に変わった場合は地図を読み込み直す必要がありますし、清掃員はスタート地点でボタンを押した後は他の場所で清掃をしていて、 “Scrubber 50”の進路に什器が増えたりレイアウトが変わったりするのを常にチェックしているわけではないので、そういう意味でも上手な設定が肝になると思います。

  • 上手な設定が肝になる

実際に導入したからこそ見えてきたことがあるということですね。

通路が広い方がもちろん使いやすいですが、その一方コンパクトな分、広い通路だと開店前に終わらないかもしれません。

コロナ禍ではありますが、お客様は増えています。“Scrubber 50”を導入したことで大きく人手不足が解消されたわけではありませんが、清掃スタッフがコロナ感染の濃厚接触者になって出勤できなくなり、シフトに欠員が出たときなどには“Scrubber 50”がその分働いてくれます。このような状況が常態化しているわけではありませんが、いざというときにも役立つ製品だと思います。

ロボット目線で考えれば、コロナ禍だからといって毎日やることは変わりありません。お客さまは確実に増えていて、レジ周り付近は特に床は汚れやすいので、しっかり清掃するのは大切なことですからね。

これからもScrubber 50をうまく活用して清潔な店舗の維持に努めていきたいと思います。

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