大学の学生が講師役となり地域の小学生向けイベントでPepperプログラミング体験コーナーを提供
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福島大学 地域未来デザインセンター 様
福島大学の地域未来デザインセンター様でPepperを導入いただいています。江尻綾美先生にお話を伺いました。
Pepperの活用状況について、教えていただけますか?
通常利用のほか、イベントで活用していますので、今回はそのイベントを中心にご紹介しますね。
福島大学では、地域の子どもたちに科学に触れ合う機会を提供したく「サイエンス屋台村」を毎年8月に開催しています。例年同様、今年2025年も「サイエンス屋台村」を開催し、その「屋台(催し)」の1つとして「Pepperを動かそう」というコーナーを設けています。
今回の会場は、福島市子どもの夢を育む施設「こむこむ」という場所で、福島駅そば、 NHK建屋の隣にある子ども向け複合施設です。各「屋台(催し)」の運営側サポーターとして、福島大学の多くの学生たちが参画しています。
夏休み時期なので、多くの子どもたちが保護者の皆さんと一緒に「サイエンス屋台村」に参加してくれました。
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写真左が会場「こむこむ」。新幹線の車窓から撮影。
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建物入口にサイエンス屋台村の案内ポスターを掲示。

多くの子どもたちで賑う会場の様子。
今回の企画の参加者が小学校低学年中心だったこともあり「Pepperを動かそう」のプログラミングコーナでは、難易度を低めに設定しました。
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Pepperのコーナーの壁にPepperとめばえちゃんの説明を掲示。
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プログラミングに取り組む小学生と見守る保護者の皆さん、サポーターの理工系の学生たち。
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具体的には、福島大学公式マスコットキャラクター「めばえちゃん」の複数のイラストから好きなものを選んでもらい、それをPepperの胸タブレットで表示したり、Pepperのセリフを考えて入力してもらいました。タブレットのバーチャルペッパーの中で動きを確認した後、プログラムをPepperに送って再生するところがハイライトです。子どもたちは、自分で入力した文字をPepperが発話してくれた、と大喜びでした。
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Pepperと記念撮影し、ポラロイドの写真を子どもたちに持ち帰ってもらいました。
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子どもたちから感想をもらって貼り付けています。
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Pepperのプログラム体験コーナーには、大学職員のほか、理工系の学生3人がサポーターとして参加しました。
50人を超える小学生に体験を届けることができ、自分でPepperを動かすことができた!と楽しそうに、嬉しそうにしている子どもたちが多く、私にとっても温かい時間になりました。
来場者の中には、Pepperに会いたかったという小学生が何人もいて、人気の高さを感じました。
今後Pepperの活用についてご予定はありますか?
2023年度末にソフトバンクロボティクス社にプログラミング体験講座の実施をお願いしてから、少しずつ、探究活動やアントレプレナーシップ教育での活動の輪を広げています。まだまだ手探りの部分はありますが、より良い学びの機会をお届けできればと考えています。
江尻先生、お話を聞かせていただき、ありがとうございました!