コミュニケーション能力などを刷新した
「Pepper for Biz 3.0」を提供開始
~3年以上の運用実績を基にメジャーアップデート~
2019年4月16日
ソフトバンクロボティクス株式会社
ソフトバンク株式会社
ソフトバンクロボティクス株式会社とソフトバンク株式会社は、人型ロボット「Pepper」の法人向けサービス「Pepper for Biz」を、3年以上の運用実績を基にコミュニケーション能力や管理プラットフォームの利便性向上など、メジャーアップデートした「Pepper for Biz 3.0」の提供を、2019年4月16日に開始します。今回のアップデートで、小売りや飲食店、介護医療などの職場でさらに活躍できるよう機能を大幅に向上し、お客さまとのコミュニケーションを通して、新たな価値を提供します。
「Pepper for Biz 3.0」の詳細
1. コミュニケーション能力の向上
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複数のクラウドAI活用により会話体験を刷新
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人の検知と音声認識の機能強化
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顔認識機能の標準搭載により個別対応を強化※3
人との自然な会話を実現するため、ソフトバンクロボティクスはヒューマノイド用会話プラットフォームを新たに構築しました。この独自に開発したプラットフォームは3,000以上の接客や受付、介護などの業務別会話シナリオの搭載だけでなく、日本マイクロソフト株式会社が提供するソーシャルAI(人工知能)「りんな」の技術を応用したAIマーケティングソリューション「Rinna Character Platform」とGoogle™ が提供する、自然言語に対応した会話型エージェントを開発できる開発プラットフォーム「Dialogflow Enterprise Edition」を活用しています。これにより、お客さまからの話しかけに対する「自然応答率※1」が従来モデルと比べ、約7倍向上し、「会話キャッチボール数※2」も約7倍となり、より自然な会話を楽しむことが可能です。さらに、個別の会話シナリオを自由に登録できるようになるなど、お客さまから頻繁に受ける質問に対してスムーズに回答ができます。そのほか、基本アプリとして提供する「ビデオ通話」により、遠隔でもお客さまとのコミュニケーションが可能になります。現場にスタッフがいない場合でも、スタッフが遠隔からPepperを介して受け付けや案内などの対応を行うことができます。
人を検知するためのアルゴリズムの刷新により、Pepperが人を検知できる範囲が前方のみから後方まで拡大します。また、Pepperが検知可能な範囲が4倍以上になるため、今まで以上にお客さまに声を掛けることができ、より多くのお客さまとコミュニケーションを取ることが可能です。そのほか、音声合成技術とマイクの性能の向上により会話の聴き取りの精度も改善し、ショッピングモールなどの騒音がある環境でも、スムーズに会話が行えます。
顔認識機能を標準搭載しているため、性別、年代に加え個人を識別できるようになります。認識したお客さまに対して、 お薦めの商品を紹介するだけでなく、同日中に同じ商品を紹介しないなど、お客さまに合った対応を行うことが可能になります。
2. 管理プラットフォームの利便性向上
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スケジュール機能などの追加によりカスタマイズ性向上
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お客さまとの会話内容の分析
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ロボットから接客データまで統合管理
キーワードなどを設定するだけで簡単にPepperを業務活用できるクラウド型ソリューション「お仕事かんたん生成」をバージョンアップします。これまでの利便性はそのままに、新たに時間で業務の切り替えが可能なスケジュール機能の搭載や、顔認識に基づいた設定ができるようになり、これまで以上に柔軟なカスタマイズが可能になります。
Pepperの仕事状況を見える化する「インタラクション分析」では、会話ログから会話内容の分析が可能となり、より多角的な分析により仕事の改善が行えるようになります。
管理者の負荷を軽減するため、遠隔で統合管理ができる機能を強化しました。Pepper管理ツール「Robot Suite」を使い、「お仕事(アプリ)」の作成からロボットへの配信、またロボット稼働状況のモニタリングまで統合管理ポータルとして提供いたします。
サービス概要※4
Pepper for Biz 基本プラン
なお、「Pepper for Biz 3.0」はアプリケーションの開発プラットフォームがGoogleのAndroid™ Studioへと変わります。
Dialogflow Enterprise Editionについて
詳細はこちらをご参照ください。
https://cloud.google.com/dialogflow-enterprise/
Rinna Character Platformについて
Rinna Character Platformは、性別や口調などをカスタマイズした独自のAIキャラクターを新たに作ることができる、日本マイクロソフトのAIマーケティングソリューションです。ユーザーとの感情のつながりを重視したやりとりを行う点が評価され、2015年に日本マイクロソフトが提供を開始して以来、約740万人(2019年1月15日現在)に利用されている「りんな」の技術を一部応用しています。