全自動のソリューションで深夜の無人駅清掃を実現。

  • JR九州 長崎駅 様
    (駅コンコース 清掃業務 :JR九州サービスサポート株式会社)

JR九州 長崎駅

2022年9月JR九州長崎駅では、西九州新幹線が開通。新幹線の開通とともに行われた駅舎リニューアルに合わせて、JR九州サービスサポート株式会社が駅コンコースの清掃を受託。全自動で床洗浄が可能な「Scrubber 50 Pro」の導入により、広い駅コンコースの深夜の無人清掃を実現。従業員の負荷軽減に貢献しています。清掃中に発生する汚水をリサイクルできることで、稼働中に、給水などのメンテナンスが不要となり、環境にも優しい点も高い評価をいただいています。

  • お話を伺った方
  • 【お話を伺った方】

    (左) JR九州サービスサポート株式会社 長崎支店 長崎鉄道グループ 副支店長 吉岡 純司 氏
    (右) JR九州サービスサポート株式会社 長﨑支店 長﨑鉄道グループ 副主任 近藤 健太 氏

リニューアルした駅舎をいつまでも美しく

JR九州長崎駅での清掃業務について教えてください。

吉岡氏

  • 弊社は、九州旅客鉄道(JR九州)や福岡市高速鉄道の駅務管理等の受託業務とJR九州が所有する鉄道車両・駅・ビル等の清掃業務を行う九州旅客鉄道のグループ企業です。

    2022年9月23日に、武雄温泉駅(佐賀県)と長崎駅(長崎県)を結ぶ西九州新幹線の開業に伴い、JR九州長崎駅がリニューアルされた際に、駅コンコースの清掃を受託しました。

  • JR九州長崎駅がリニューアルされた際に、駅コンコースの清掃を受託

“Scrubber 50 Pro”を導入した経緯を教えてください。

吉岡氏

新幹線が開通し、新たにリニューアルオープンをした駅ということもありこれから観光客も増えてくることが期待されるので、清掃を担当する当社としても、利用者の方にいつまでも綺麗に、気持ちよく使っていただきたいという思いがありました。

  • 長崎駅と同規模の駅の場合、駅コンコースの清掃は、電車の発着がある日中は利用客の方が多く通行されるため、通常は、終電後の深夜の時間帯に搭乗式の洗浄ロボットでの清掃を行い、日中に清掃員が歩いて回って、必要なところだけ清掃する巡回式の清掃を行います。

    昨今、さまざまな業界が人手不足や人件費高騰などの問題に直面しています。清掃業界も例外ではなく、今後、弊社も同様の問題に直面することを見据え、清掃品質を下げずに、従業員の労働負荷を軽減させたいという目的で、清掃ロボットの導入検討に至りました。

    複数の清掃ロボットを検討する中で、広範囲を全自動で清掃できること。そして清掃時に発生する汚水をリサイクルできるという点が決め手となり、”Scrubber 50 Pro”の導入を決定しました。

  • 広範囲を全自動で清掃できること。そして清掃時に発生する汚水をリサイクルできるという点が決め手となり、”Scrubber 50 Pro”の導入を決定

全自動清掃ソリューションで、深夜の従業員の作業時間・負担を大幅に削減。

“Scrubber 50 Pro”をどのように使用されていますか?

鈴木氏

  • 駅コンコースの清掃は終電後に行います。私たち、清掃を担当する従業員は、終電後に、”Scrubber 50 Pro”を保管場所から、清掃開始地点に移動させます。あとは、スタートボタンを押すだけで、決められた範囲の清掃を全自動で行います。

  • 清掃を担当する従業員は、終電後に、”Scrubber 50 Pro”を保管場所から、清掃開始地点に移動させます
  • 鈴木氏
    ”Scrubber 50 Pro”が清掃を開始したら、従業員は、駅コンコース内を巡回し、大きな紙くずや缶・瓶など、ロボットの清掃の妨げになるような大きなゴミを拾い集め、朝まで仮眠室で休憩をすることができます。始発前の時間帯に、再びコンコースに戻り、清掃終了地点で待機している”Scrubber 50 Pro”を回収して清掃完了になります。

駅コンコースは1,684㎡と非常に広いので、奇数日と偶数日で清掃ルートを分けて半分ずつ清掃しています。半分の広さでも800㎡以上もあるので、人力で清掃をすると、2-3人の従業員で夜通し作業する必要があり、非常に助かっています。

駅コンコースは1,684㎡と非常に広いので、奇数日と偶数日で清掃ルートを分けて半分ずつ清掃しています

センサーが障害物を検知して衝突を回避。
無人の駅構内で安定稼働。

“Scrubber 50 Pro”の稼働時は、深夜帯で、駅構内は完全無人とのことですが、不安な点はありませんか?

吉岡氏

駅コンコース内には、看板や誘導柵などがあるのですが、”Scrubber 50 Pro”に搭載されたセンサーが、障害物を検知して、避けてくれるので衝突することなく安定して稼働しています。またスクラバー式ということで、清掃時に水が必要になるのですが、清掃時に発生する汚水を清水にリサイクルして、再利用する機能を搭載しているため、清掃途中に水切れを起こす心配もありません。

深夜にスタートボタンを押したら、朝まで安心して清掃を任せられるという点では、従業員の負担軽減に非常に役立っていると思います。

環境にも優しい汚水リサイクル機能。

吉岡氏

さらに私たちが注目しているのは”Scrubber 50 Pro”の汚水をリサイクルして再利用してくれる機能が、約80%もの水の使用を削減できるという点です。 私たちJR九州サービスサポートは、事業を通じて、九州エリアの、元気な地域づくりや豊かな生活づくりに貢献することを目指しています。九州は、山も海もあり、非常に自然が豊かなエリアでもあるので、この豊かな自然環境を守っていくことも私たちの使命であると考えており、私たちの会社の姿勢にも非常に合致していると考えています。

“Scrubber 50 Pro”の導入をきっかけに、施設清掃のDXを推進。

今後、JR九州サービスサポートとして、どのような清掃を目指していきたいですか?

吉岡氏

最初に申し上げた通り、少子高齢化により、清掃業界は人員不足や人件費の高騰などさまざまな課題に直面しています。そのような中で、清掃品質を高めつつ、効率を上げていくための清掃DXは必要不可欠だと感じています。
今回の、JR九州長崎駅での”Scrubber 50 Pro”導入の実績をもとに、今後、清掃ロボットの導入をはじめとする、テクノロジーを活用した清掃DXについて、当社が担当するさまざまな施設で検討していきたいと考えています。

【導入企業概要】
JR九州長崎駅
所在地:長崎県長崎市
延床清掃面積:1,684㎡(駅コンコースのみ)
施設清掃担当:JR九州サービスサポート(ホームページ:https://www.jrksp.co.jp/index.html

JR九州長崎駅

2022年9月23日に、武雄温泉駅(佐賀県)と長崎駅(長崎県)を結ぶ西九州新幹線の開業に伴い、JR九州長崎駅がリニューアル。駅舎のリニューアルに合わせて、駅コンコースの清掃をJR九州サービスサポート株式会社が受託。

【担当代理店】 株式会社くうかん
https://www.kukan-inc.jp/

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