AI清掃ロボット Whiz
展示会出展レポート

〜第6回 働き方改革EXPO(東京)〜

2019年7月1日
ソフトバンクロボティクス株式会社

2019年5月29日からの3日間、「第6回 働き方改革EXPO(東京)」に出展しました。働き方改革EXPOは、来場者約61,000人を誇る「総務・人事・経理Week」を構成するイベントの一角で、働き方改革の実現を促進するための展示会です。「オフィス構築・移転」「テレワーク支援」「会議ソリューション」「ワークプレイス構築」「RPA・業務自動化」など、あらゆるワークスタイル変革のためのソリューションが一堂に会し、企業や官公庁、学校、病院などの、総務、人事、経営幹部の方々を対象に東京・青海で開催されました。ソフトバンクロボティクスがWhiz(ウィズ)などを出展したブース(以下、Whizブース)では、本年4月にリリースされたAI清掃ロボット Whizを中心に展示を行い、大変多くの来場者の注目を集め、活況の3日間となりました。Whizブースでは、Whizのデモンストレーションを通し、その最新技術を来場者に体験していただきました。

加速する人材不足、働き方改革への有効手段として

Whizブースでは、Whizのデモンストレーションを中心に、PepperによるWhizの紹介や、Whizに先行して発売された数多くの施設清掃に採用されている同じBrainOSによって制御される自律走行式スクラバーRS26 Powered by BrainOSの展示も行われました。
Whizブースでは、製造業や流通業を中心に様々な業種業界から、オフィスや施設を管理している方々が多く来場し、「清掃業務にかかる負荷を軽減したい」「清掃員の確保が難しい」など、業務効率化や人材不足・採用難といった課題をもっており、業務の効率化への注目の高さがうかがえました。

未だ国内では、自社の社員やスタッフによってオフィスや施設の清掃を行っている会社も多く、清掃業務の効率化は、直接的に人手不足や働き方改革に有効な手段です。デモンストレーションに熱心に耳を傾けている方の一人は、「精神論的に『自社の清掃を自社の社員が行う』といった企業の方もまだまだ多く、私の会社でも自社の社員で清掃を行っています。しかし、いままでのような方針ではなく、一人一人の生産性について、もっと向き合っていかなくてはいけない。」と語ってくれました。

Whizの簡単操作と機体サイズ
ソフトバンクロボティクスのAI清掃ロボット Whiz(ウィズ)の展示ブース (説明を聞きながら写真を撮る方も)

導入しやすい操作の簡単さと機体サイズ

デモンストレーションでは、Whizに清掃ルートを覚えさせるティーチングに多くの方が注目していました。その操作の簡易さに驚く人が多く、既に業務用ロボット掃除機に関心があったという方からは、「操作も簡単そうですし、想像していたよりコンパクト。これなら導入する気になりますね。」と、機体のサイズやティーチングに納得感を示していただきました。また、ロボットを開発しているエンジニアの方からの注目も高く、「これからの働き方とロボットの在り方」について、内でディスカッションが始まるなど、その注目の高さがうかがえました。
さらに、工場の管理を行っているという来場者からは、実際の工場でRS26とWhizの同時デモンストレーションがリクエストされるなど、様々な現場で清掃に対する課題があるということが実感できました。

AIとの協業で効率化、そしてサービスの向上へ

図書館の管理を行っているという来場者の方からは「もっと清掃して綺麗な環境を保ちたいのですが、なかなか本来の業務に追われて行き届いていませんでした。Whizであればもっと清掃の頻度を高めることができそうです。」との声も聞くことができました。Whizの用途は、もちろん既に行われている清掃業務を効率化するということも使い方の一つですが、「本来もっと清掃しておきたかった」というニーズに対しても有効です。清掃の頻度を高めることでサービスの品質を高めることにもつながります。
AIやロボットは、人の仕事を奪うのではありません。それ単体で大きな効果を発揮するというよりは、人と協力し合うことで業務の効率を高めることが可能です。いま「働き方改革」が注目される中、Whizが貢献できることはたくさんあります。意識はしていなくとも、清掃業務と全く無縁の業種業態はありません。この展示会出展を通し来場者の方々と実際に会話する中で、Whizの可能性を感じることができました。

ソフトバンクロボティクスでは、これから開催される展示会にも頻繁に出展を予定しています。今回はオフィス環境に興味の高い方が多く、カーペットの清掃に注目が集まっていました。Whizはカーペットだけでなくハードフロアの清掃も可能です。今後、ハードフロアでもデモンストレーションも検討していきます。ぜひ、会場に足を運んでいただき、実際にWhizに触れ、AI清掃ロボットと、将来の働き方について実感していただければと思います。

Whizデモンストレーション
スタッフによるデモンストレーション。特設コースで模擬ゴミを吸引します

「Whiz」とは

Whizは、主にカーペットなどの床の清掃を目的とする自律走行が可能な乾式バキュームクリーナーのロボットで、自動運転清掃・洗浄機向けサービス「AI清掃PRO」の対応機種です。コンパクトなサイズのため小さい部屋などでも小回りよく清掃できるほか、自律走行時に壁などの障害物と距離を離すことなく走行するため、衝突を避けながら隅まで清掃することが可能です。さらに、Whizは手押しで清掃ルートを記憶させるだけで自律清掃が可能なため、新たに操作方法を習得する必要がありません。

▼Whiz紹介ページ
https://www.softbankrobotics.com/jp/product/whiz/

▼資料ダウンロード
こちらから

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