AI清掃ロボット Whiz
展示会出展レポート

〜第3回 医療IT EXPO(東京)〜

2019年11月15日
ソフトバンクロボティクス株式会社

2019年10月23日からの3日間、幕張メッセで開催された「第3回 医療IT EXPO(東京)」に出展しました。医療IT EXPOは、来場者約23,000人を誇る「第3回 医療と介護の総合展」を構成するイベントの一角で、医療を支えるITソリューション・製品導入のための展示会です。
医療機器・設備 EXPO、病院運営 EXPO、医療IT EXPO、クリニック EXPO、次世代薬局 EXPO、ヘルスケア・医療機器 開発展、介護&看護 EXPO、地域包括ケアEXPOの8つの展示から構成されるなか、ソフトバンクロボティクスは、医療IT EXPOにて多くの来場者の注目を集めました。
ソフトバンクロボティクスがWhiz(ウィズ)を出展したブース(以下、Whizブース)では、AI清掃ロボットWhizのデモンストレーションを通して、その最新技術を来場者に体験していただきました。

医療現場の課題である「清潔保持」に有効

病院等の医療機関では、医療法によって清潔保持が定められています。そのため、医療現場ではその多くが清掃業務を外部に委託しており、清掃業者による空気環境、水回り、ネズミの防除などの清掃基準や点検、実施方法は法律で定められています。しかし、清潔保持に関しては指標となる基準がなく、その取り組みについては各医療機関に一任されているのが実態です。
このことについて来場された病院関係者の方は、「当院では清掃業務を委託しています。しかし、24時間体制ではなく、19時までの業務委託となっています。面会時間が20時までなので、清掃業者が業務を終えたあと、面会に来られる方も多くいます。このため夜間でも、ロビーやエレベーターホールなど場所は思った以上に汚れています。ですから、このWhizはそういったエリアの清潔保持に有効なのではないかと思いました」と語っていただけました。
時間を問わず人の出入りのある医療機関においては、常に清潔な状態を保つということが難しいという課題があります。清掃業者による定期清掃が行われた後も、汚れやすいエリアの清掃にWhizを活用することで、清潔保持に貢献することができます。
また、「排気をきれいにするHEPAフィルターを採用していることは、環境面で安心感がある」との声も多くいただきました。

医療機関・介護業界を中心に多くの方がWhizブースに来場
医療機関・介護業界を中心に多くの方がWhizブースに来場

人とWhizの協働で、パフォーマンスを最大化

Whizブースには、介護に携わる方も多く見受けられ、デモンストレーションの後、熱心にWhizの機能や操作方法について確認されていました。
約200名の入居者が生活されている特別養護老人ホーム運営者の方からは、「現在清掃に関しては、パート社員を数名採用し、シフトを組んで対応をしています。なんとか対応できていますが本音を言えば、もう少し人員を増やして一人ひとりの作業負担を軽減したいと思っています。しかし、当施設は郊外にあり、地元の労働人口は決して多くありません。そのため採用が難しく、大きな課題となっています」と現在の課題について語っていただけました。
また、「今回初めてWhizを知りましたが、ティーチングも簡単ですし、安全面でも配慮されていると感じました。現在の清掃の実施方法を見直し、人と清掃ロボットが協働することによって、現在の人員で作業のパフォーマンスを上げることができるのではないかと思っています」とWhizの可能性についても語っていただけました。
今回の展示会出展では、ICT化や介護ロボットなどへの関心が高い介護業界においても、Whizの可能性を感じることができました。

Whizの自立清掃デモンストレーションに多くの方が注目
Whizの自立清掃デモンストレーションに多くの方が注目
機能や操作について実際に触って詳細をチェックする方も多い
機能や操作について実際に触って詳細をチェックする方も多い

実証実験によるWhiz運用方法の検討

今回の展示会来場者には医療・介護分野に携わる方が多く、日本全国から情報収集を目的に来場される方が数多く見受けられました。Whizを初めて知ったという方も多く、大勢の方にWhizを知っていただく機会となりました。
また、「実際の施設で実証実験を行って、どのような場所やシーンで活用できるか、日常業務にどう組み込んでいくかを考えたい」と具体的な運用方法を検討したいという方が多く、Whizがご希望の施設を無料清掃する「AI Clean 元年 〜日本中のフロア タダでキレイにします〜」キャンペーンにて、100施設を超えるお申込みをいただきました。キャンペーンに当選された施設においては、実証実験を順次実施してまいります。

今回はセッション会場にて弊社プロジェクト推進本部 事業推進統括部 営業推進部部長 小暮武男が登壇し、「人とロボットの協働 施設清掃のいまと今後」をテーマに講演しました。会場はほぼ満席となり、医療・介護分野の方の施設清掃変革への関心の高さも感じることができました。
ソフトバンクロボティクスでは、これから開催される展示会にも頻繁に出展を予定しています。次回は、12月11日から東京ビッグサイトで3日間開催される「スマートビルディング EXPO」を予定しております。ぜひ、会場に足を運んでいただき、実際にWhizに触れ、AI清掃ロボットの可能性を感じていただければと思います。

「人とロボットの協働 施設清掃のいまと今後」をテーマに講演
「人とロボットの協働 施設清掃のいまと今後」をテーマに講演

次回以降の出展予定について

https://www.softbankrobotics.com/jp/product/whiz/exhibition/

【展示会名】

スマートビルディング EXPO

【開催期間】

12月11日から12月13日までの3日間

「Whiz」とは

Whizは、主にカーペットなどの床の清掃を目的とする自律走行が可能な乾式バキュームクリーナーのロボットで、自動運転清掃・洗浄機向けサービス「AI清掃PRO」の対応機種です。コンパクトなサイズのため小さい部屋などでも小回りよく清掃できるほか、自律走行時に壁などの障害物と距離を離すことなく走行するため、衝突を避けながら隅まで清掃することが可能です。さらに、Whizは手押しで清掃ルートを記憶させるだけで自律清掃が可能なため、新たに操作方法を習得する必要がありません。2019年度グッドデザイン賞を受賞。

▼Whiz紹介ページ
https://www.softbankrobotics.com/jp/product/whiz/

▼「AI Clean 元年 ~日本中のフロア タダでキレイにします~」キャンペーンページ
https://www.softbankrobotics.com/jp/event/aiclean-firstyear-02/

▼資料ダウンロード
こちらから

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