Pepper 社会貢献プログラム
ソーシャルチャレンジ活動実績レポートを公開
2020年3月24日
ソフトバンクグループ株式会社
ソフトバンクロボティクス株式会社
ソフトバンクグループ株式会社とソフトバンクロボティクス株式会社は、2017年4月に開始した人型ロボット「Pepper」を活用した社会貢献活動支援プログラムであるソーシャルチャレンジの活動実績をまとめた「Pepper 社会貢献プログラム ソーシャルチャレンジ活動実績レポート 2017–2020」を本日公開します。本レポートは、24団体の活用事例、取り組みに至る経緯や課題、Pepperを活用して得られた気づきなどをまとめています。また、ソフトバンクグループ株式会社の代表取締役会長 兼 社長である孫 正義のメッセージ、専門家によるPepperについてのコラムも掲載しています。
「Pepper 社会貢献プログラム ソーシャルチャレンジ活動実績レポート 2017–2020」はこちらからダウンロードできます。
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Pepper 社会貢献プログラム ソーシャルチャレンジの概要
社会課題の解決につながるPepper活用の公募に対して、優れたアイデアを提示した非営利団体などに、ソフトバンクグループから3年間無償でPepperの貸し出しを行っています。これまでに、障がい者や高齢者支援など、多様な社会への対応、次世代育成、復興支援などのさまざまな事業で、Pepperが活用されています。
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掲載内容
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(1)特集:「ロボットとプログラミングがつくる未来」
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 中村 伊知哉教授寄稿 -
(2)コラム:専門家によるPepperについてのコラム
「Pepperが開く新しいコミュニケーションの扉」
国立特別支援教育総合研究所 情報・支援部 情報戦略担当 主任研究員 青木 高光「発達に課題を抱える子どもたちの特性に『ドはまり』のPepper」
大阪医科大学 LD センター顧問 竹田 契一「深化する連携 復興のヒントに」
三陸河北新報社取締役編集局長 今里 直樹 -
(3)活用事例:活用事例の一部は、下記の通りです。その他の事例や詳細については、報告書をダウンロードしてご覧ください。
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多様な社会への対応:Pepperが、寝室と外の世界をつなぐ(協力:特定非営利活動法人 せんだいアビリティネットワーク、東北福祉大学)

病気で寝たきりになってしまった方が目やまぶたの動きで入力した文字をPepperが発音することで、家族や介護士、訪問する看護学生とコミュニケーションを取ることができるようになりました。
次世代育成:伝える喜びから、伝えたい意欲へ(島根県松江市立意東小学校)

他人との関わりが苦手で「みんなができることができない」と思われていた児童が、Pepperのプログラミングを覚えて他の児童に教えることで、「みんなができないことができる」という認識が広まり、友達との関わりを広げていきました。
復興支援:被災地で活躍する Pepper(石巻専修大学、宮城県石巻市立桜坂高校)

東日本大震災で人口が急減した宮城県石巻市に、より多くの人に残ってほしいとの思いから、高校生と大学生が一緒になって、Pepperを使い、石巻について学習する機会を提供しました。高校生と大学生は、他人と話し合い、力を合わせて物事を進めていく能力を身につけました。