トライアルで実感!「だからこそ」清掃ロボットを23台一括導入!スタッフ増員をせずに清掃品質を向上させる方法とは

  • 株式会社大屋 様(愛媛県)

ア株式会社大屋 様(愛媛県) ※ソフトバンクロボティクスの提供する「Whiz i」を、業界に合わせたオプション開発を可能にしたのが「Whiz i アイリスエディション」です。

■Whiz i アイリスエディション *の導入で清掃品質のばらつきをなくし、常に清潔度を維持できるようになった
モップ(掃除機)に比べて取れるゴミの量がWhiz iの方が圧倒的に多く、Whiz iの清掃品質の高さを実感。
■空いた時間で従業員をスキルアップ!付加価値の高い接客を実現
清掃時間削減により、教育時間が向上し、お客さまへの「ライフスタイル提案」が行えるように。
■コスト削減と売上げ増の両方を実現
1台あたり年間36万円のコスト削減と48万円の売上げ増を同時に実現。

  • ドラッグストアmac
  • 〈お話を伺った方〉
    株式会社大屋 mac事業部 運営チームリーダー代行
    兼新居浜エリアリーダー 二宮仁 様
    株式会社大屋 mac事業部 四国中央・香川・徳島
    エリアリーダー 新居和也 様
    ドラッグストアmac 久万ノ台店
    店長 谷川尚弥 様

  • ドラッグストアmac 久万ノ台店 店長 谷川尚弥 様

    ドラッグストアmac 久万ノ台店 店長 谷川尚弥 様

  • 〈施設・会社概要〉
    愛媛県西条市に本社を置く株式会社大屋は現在四国4県に「ドラッグストアmac」を54店舗運営。また、ドラッグストア事業以外にもフードサービス事業など、「楽しさ」「便利さ」「美しさ」「健康」をキーワードとしたさまざまな事業に1,000人以上の従業員が取り組んでいます。

課題

  • ①各従業員によって清掃の仕上がりにばらつきがあり、店舗間でクリンリネスに差がある
  • ②接客を優先するため、清掃に十分な時間が取れないことがあった

効果

  • ①Whiz iの導入で、店舗間のクリンリネスの水準の統一を実現
  • ②清掃業務をWhiz iに任せることができるため、従業員はお客さま対応に専念できるように

「ライフスタイル提案業」を目指す、新しいドラッグストアの形

ドラッグストアmacの概要をお聞かせください。

  • 二宮氏
    ドラッグストアmacは、単なる「物品販売業」ではなく、「ライフスタイル提案業」を目指しています。「地域の皆様の豊かな暮らし」を実現するために、生活必需品は安価でお求めやすく、生活向上品は個々のお客さまに合わせた価値提案ができるお店となることがmacの目標です。それを支えるのは「信頼と安心と便利」という3つの価値の組み合わせです。
ドラッグストアmacの商品構成は、医薬品・化粧品・食料・日用雑貨の4つ部門で構成されており、さらに一部の店舗ではフード&ドラッグという新業態で生鮮3品(精肉・青果・鮮魚)と総菜を導入することで、お客さまが欲しいものを提供できるように日々精進しております。

ドラッグストアmac久万ノ台店の概要をお聞かせください。

  • 谷川氏
    愛媛県松山市にあるドラッグストアmac久万ノ台店は、住宅地に隣接して店舗を構えています。店舗面積は1300㎡もある比較的大型の店舗で、従業員約30名で運営しています。お客さまの層は40代から60代が中心で、主に生活必需品や飲み物などを購入される方が多く来店されます。

店舗運営では青果と第一類医薬品の販売に注力しており、日々来店されるお客さまに生活必需品などを安価にお届けするだけでなく、それに加えて新鮮な野菜をご提供したり、医薬品・化粧品の相談もお受けできる状態を作り出したりしたいと思っています。

ドラッグストアmacが大切にしている理念は何ですか。

新居氏
社訓にも「すべてはお客様のために」とあるように、判断に迷ったらお客さまのことを考えて行動することを全ての従業員が共通認識として持っています。

また、ただ単に商品を安売りするだけではなく、顧客接点と呼ぶ「お客さまに接する機会」を重視しています。私はいまエリアリーダーを務めていますが、実際に「あの店員さんに相談をしたいから」と来店されたお客さまにご対応したことがあります。
「あのスタッフがいるから来店する」というような、従業員がお客さまから当てにされる接客主体の店舗としての運営を目指しています。

清掃品質のばらつきや他業務との兼ね合い…生じていた課題とは

Whiz i導入前はどのように店舗の清掃を行っていましたか。

  • 毎日の清掃に充てていた人数は3名で、清掃実施時間は1人あたり約30~60分でした。特に床清掃は店内が広いこともあり、毎日平均120分の時間をかけていました

Whiz i導入前の課題は何でしたか。

一番の課題は清掃品質の個人差によるばらつきです>。店長が従業員に対して清掃に関する教育を行いますが、実際に清掃を行う際は人によってばらつきが生じてしまうことが課題としてありました。
また、コロナ禍による従業員不足もあり、接客や品出しを優先すると店舗にとって重要な清掃の優先順位が落ちてしまいます。結果的にお客さまが来店なさった際に、クリンリネスが不十分で清潔感が足りない残念な状態になってしまうことがありました
ドラッグストアには常にさまざまな店舗運営業務が溢れており、他の業務と比べて清掃の優先順位は低くならざるを得なかったという現実がありました。既存の店舗スタッフによる清掃時間を増やすと店舗の生産性が低下してしまいます。だからといって清掃専任者を増員することは、人件費の上昇を招くため、店の運営を預かる店長としては非現実的だと考えていました。

さまざまな課題を解決するソリューションとしての清掃ロボット

課題解決のためにWhiz iを検討した経緯を教えてください。

二宮氏
各店舗が清掃面で課題を感じていることはもちろん把握していました。本問題を解決するにあたり、制約の多い人による清掃に比べ、清掃ロボットならいつでもどこでも使用ができるという理由から清掃ロボットの検討が選択肢として上がりました。さらに、人が清掃に携わる場合には欠かせない教育がロボットには必要ないため、作業効率がアップすることも魅力として感じた点でした。

一方でロボットの導入には費用対効果の面に気を配り、人が行う清掃と比較して生産性が落ちないか検証する必要があるとも思っていました。
新居氏
清掃をロボットに任せることで1時間を接客等に回すことができると試算し検討を進め、その上でWhiz iが候補として絞られました。 Whiz i は空気中を浮遊する菌を軽減させることができ、コロナ対策にもなるため、お客さまに安心して買い物ができる環境を提供することが可能ですが、他にも2点メリットがありました。1つ目は上部が販促トレイにもなり、私たちが宣伝をしなくても店舗で広告塔として動いてくれることです。2つ目はカメラが搭載することができるため、防犯対策にもなる点です。これらを鑑み、清掃ロボットとしてWhiz i に絞り込みました。

トライアルで品質を実感。「ぜひ継続して使いたい」と強く要望

Whiz iのトライアル導入の流れを教えてください。

二宮氏
Whiz iを知ったのは上司からの紹介でした。まずは2021年の11月から生鮮を取り扱う店舗と、棚卸の際にロスがたくさん出ていた店舗から5店舗を選んでトライアル導入を実施し、費用対効果を検証しました。トライアルでは清掃にプラスして、販促トレイを設置して推奨品販売も行いました。

店長のお立場で、トライアルを行うことに対してどうお感じでしたか。

谷川氏
まずは多くのお客さまが通る中央の通路をWhiz iで清掃することで、人の目に映るゴミがなくなりキレイな売り場ができるのではないかと期待しました。
一方でトラブル発生時に適切に対応できるか、機械に弱い人でも簡単に扱えるのかという不安もありました。

トライアル導入で実感なさった効果を教えてください。

  • モップで一度に取れるホコリの量

  • 二宮氏
    Whiz iで取れたゴミやチリ、ホコリの量を見て、商品に積もるホコリの原因がここにあることが分かりました。従業員からも店内のホコリが少なくなり、くしゃみや咳が減ったという声が届いています。改めて店舗清掃の重要性を認識しました。
  • Whizを使って清掃した時のホコリの量

  • 人手で行う清掃の頻度は減り、空いた時間で生産性の高い作業ができると期待感が膨らみました。また、

    同時に実施した販促効果は、ロボット導入有無での全店伸長率でみると128%という効果が出ました
新居氏
トライアルを実施した各店長から「Whiz iの稼働で清掃面の課題がかなり改善できたので、他の店舗にも導入すべきではないか」という声が上がったり、「Whiz iが清掃することで高齢の従業員の体の負担も軽減できた」という声を従業員からもらったりしました。
  • 谷川氏
    清掃の心配が減少したことで、特に雨の日にお客さまの靴から落ちる砂利が気にならなくなりました。 店内のエアコンや冷蔵ケースのフィルターが汚れるまでの期間が大幅に延びたことで、フィルター掃除の頻度が減りコスト削減にもなったと思います。清掃時間が浮いたことで、その時間をまるまる接客時間に置き換えることができるようになり、お客さまへ接する時間が一段と多くなりました。 本部には「ぜひ継続して使いたい」と強く要望を出しました。

Whiz iを本格導入。数値でも効果を実感

Whiz i正式導入の台数(店舗数)と稼働状況を教えてください。

  • 二宮氏
    2022年の4月から22店舗に導入、12月から新店も加え23店舗で活用しています。 導入から半年以上経った店舗では稼働時間も伸びてきました。まずは営業時間の1/4を目安に稼働させていますが、将来的には1/3の時間を稼働させることが目標です。これができるようになったら、次はWhiz iで商品の販売促進も行うことで、Whiz i自体が生産性高く稼働できるように計画しています。

Whiz iを活用するためにした工夫はありますか。

  • 新居氏
    当初はアイリスオーヤマからいただいた資料を店長に配布し読むようにお願いしていましたが、それだけでは忙しい店舗などでは活用が浸透していない状態になっていました。

    そこで私がWhiz iに関するルールを作り、当社で使用していた全従業員がログインできるアプリにマニュアルを掲載しました。いつ稼働させるのか、誰が稼働させるのか、充電の仕方や経路についてまで、細かく項目を分け説明することで、稼働時間の向上につながったと思います。
  • 実際に運用されているマニュアル画面の一部

Whiz i導入でどのような効果を生み出しましたか。

新居氏
各店舗平均で毎日1時間の清掃時間削減が可能になりました。22店舗で導入した段階でのデータでは、 人件費面では1店舗あたり時給900円として月27,000円改善し、22店舗合計で約60万円/月の人件費削減につながりました。 販促面でも店舗平均で22店舗合計約4万円増/月の効果が出ています。
  • 谷川氏
    ホコリのない店内環境を実現でき、従業員の清潔感に対する意識も向上しました。「商品の前出し作業をしたくなる環境」になり売上増にもつながっていると思います。
    Whiz iはお客さまにも大変好感を持って迎えられています。お子さんにとっては追いかけたくなる存在で、常に笑顔が絶えない状態です。大人のお客さまも興味を持って見てくださっています。

Whiz iに清掃を任せ、生み出される価値

アイリスオーヤマのサポートはいかがでしたか。

新居氏
ロボットなので故障が発生したこともありましたが、担当者が迅速に対応してくれ、すぐに稼働できる状態に復元してくれたのは大変助かりました。稼働データのまとめ方も、こちらのリクエスト通りにとりまとめてくれて、店舗間共有の際にデータが見やすくなり、稼働が足りていない店舗への指導もしやすくなりました
谷川氏
機械トラブルや備品関連など困った時に迅速に対応してくれています。導入当初の丁寧な説明に加え、トラブルの際も内容をしっかりと聞きとり適切な対応をしてくれているので助かっています

最後にWhiz iで行う清掃のご評価をお聞かせください。

新居氏
清掃は人がやったほうがいいというのはもちろんその通りですが、人件費を考慮した時にWhiz iを活用した清掃で得られる価値は十分にあります。例えば空いた時間でパート社員さんや社員の育成に充てられるなど、他の作業に時間を振り分けられています。費用対効果を考えた時にWhiz iに清掃を任せた方がいいというのは強く言えると思います。

本日はお話、ありがとうございました。



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